ぎっくり腰様の痛みが改善した、40代男性の症例
40代男性が仕事での中腰姿勢後に腰痛を訴え来院。痛みは動作時に強く、筋緊張も著明だった。
鍼治療を行い、腰部、臀部、肩背部に鍼を施すことで痛みが半減し、最終的にはほぼ解消。
現在は体のメンテナンスとして継続的に鍼治療を行い、生活習慣改善として冷え対策を促している。
目次
40代 男性 ぎっくり腰様の痛み
来院動機
ぎっくり腰のような痛みが現れ2014年3月10日に来院。以前から通院歴がある。
初期症状
仕事で長時間同じ姿勢(中腰姿勢)を保持した後、上体を起こそうとしたときに腰が抜けたような状態になり、痛みが現れた。
以前から違和感があったとのこと。下肢へのしびれはなく、安静にしていると痛みはなく、動作をし始めるときが痛む。
問診・検査
・動作時の痛みが著明。
・痛みからくる筋緊張が激しく、どの動作でも痛む。
・下肢へのしびれはなく、歩行は可能だが辛い。
治療経過
とにかく痛みが強く動作が苦痛なため、動作確認はせず早急に痛みの除去を目的とし鍼治療を行った。
腰部、臀部(腎兪・大腸愈・志室・秩辺)を中心に鍼を置いた後、肩背部に単刺(はりを刺してすぐ抜く)を行った。
動作確認をして、痛みは半分くらいに落ち着いた。そのまま座った状態で痛む場所に鍼を行い動きを確認したところ痛みはほぼなくなった。
コメント
この方は現在上記の痛みは全くなくなりましたが、体のメンテナンスとして継続的に鍼治療を行っています。
日常生活での注意点は、アルコール摂取量が多いため、体の冷えが腰痛を悪化の原因にもなります。ですので保温に努めるよう促しています。