ハードなトレーニング中に起きた急性腰痛、20代男性の症例
20代男性がトレーニング中に腰部を痛めて来院。
バーベルを持ち上げた際に痛みが発生し、筋疲労が蓄積していた。
施術では鍼治療を行い、腰臀部と下肢後面の緊張を緩めた後、腹部を手技で緩め、痛みは解消。
現在も週2~3回のペースで通院中。
トレーニングの負荷が大きいため、休養を取る重要性を指導し、オフの日の活用で体調と効率が向上している。
20代 男性 ハードなトレーニング中に起きた急性腰痛
2014年4月17日
来院動機
ある夢に向かって日々トレーニングを行っており、その最中に腰部を痛めたため来院。
高校生のころに通院経験があった。
初期症状
一定の姿勢を保っていれば痛みはましだが、ほかの動作を取ろうとしたときに腰部に痛みがでる。
下肢にかけてのしびれはない。
問診・検査
バーベルを持ち上げたときに痛みが出現。それまでは痛みはなかったが、腰から下肢にかけての筋疲労はかなり感じていた。
トレーニング時間は約2時間、ほぼ毎日ジムに行っている。かなりハイペースで重量も増やしているため、全身の筋疲労は抜けていない。
アイシングなどトレーニング後のケアもほとんどしていない。
前屈動作、後屈動作で痛みが強く感じる。
下肢へのしびれはなし。
安静時の痛み、疼痛もない。知覚異常もない。
治療経過
筋性腰痛と考え施術を行った。
鍼を用いて、腰臀部、下肢後面の緊張部位を緩め、動作を確認。
痛みがまだ残存していたため、腹部を手技にて緩め、再び動作確認したところ、日常の動きでの痛みはなくなったとのこと。
現在も継続して週2~3回のペースで来院している。
コメント
経過は良好ですがハードにトレーニングしているため、体への負担は大きいものです。
合間にアルバイトもされているのでほとんど休みなしで体を動かしています。
このままでは体がもたないので、一日オフの日を設定して休養を取るように話をしましたが、焦りもあるようでなかなか休んでくれませんでしたが、「休めることも練習!!」と言い聞かせ何とか聞き入れてくれています。
今はオフの日を利用して、お風呂にゆっくりつかったり、睡眠をとったりと体にプラスになっているようで、トレーニングの効率も上がっているようです。