坐骨神経痛の原因は脊柱管狭窄症かも?
最近「お尻から足にかけてしびれがある」「長く歩くけない」「立っていると辛くなる」などの症状を訴える方が増えています。
その症状「坐骨神経痛」かもしれません。特に中高年の方に多い原因の一つに「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」があります。
目次
脊柱管狭窄症とは
背骨の中には「脊柱管」という神経を通すトンネル状の空間があります。
この神経の通り道が、加齢や変形によって狭くなることで神経が圧迫される状態を「脊柱管狭窄症」と言います。
この圧迫によって、お尻から足にかけて痛みやしびれ=坐骨神経痛を引き起こす原因になります。
こんな症状がある方は要注意!
- お尻や太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みやしびれがある。
- 歩くと症状が悪化し、少し休むと楽になる。
- 腰を後ろに反らすと辛い。
- 長時間立っていると辛くなる。
こういった症状がある人は、脊柱管狭窄症の可能性があります。
鍼灸でできる対策
鍼灸には、神経の周囲の血流を改善し、筋肉の緊張を緩め痛みを軽減させる効果が期待できます。
鍼による筋肉の緊張、神経の圧迫を緩和
神経の圧迫に関連している筋肉に対して鍼を行い、緊張を和らげ血流を促します。
灸で温め血流を促し、神経の回復をサポート
腰やお尻にあるツボや関連するツボにお灸を施し血流を促します。また、自律神経のバランスも整うので、慢性症状にも効果的です。
坐骨神経の走行に沿った鍼通電
鍼に電気を通すことで、しびれや痛みの改善に高い効果が期待できます。
自宅でおこなうセルフケアも大事
鍼灸施術に加え自宅でのセルフケアも大切です。
- 腰やお尻、足のストレッチ
- 長時間の立位姿勢や前かがみを避ける
- お風呂で温める
- 冷えに注意する
など、症状に合わせたセルフケアを実践することも効果的です。
さいごに
脊柱管狭窄症と聞くと「手術しかないのでは…」と不安に思われる方が多いです。
もちろん手術が必要な場合もありますが、鍼灸による施術で症状を緩和できるケースも少なくありませんのでお気軽にご相談ください。