腰部脊柱管狭窄症に対する施術 70代男性の症例

77歳男性、軽度の腰部脊柱管狭窄症による腰部から左大腿部への痛みを訴え、歩行時に痛みが現れ、休憩で軽減。

痛み止めを服用中。鍼灸治療では、腰部夾脊穴と関連する経穴に通電を行い、神経血流の改善と筋緊張の緩和を図る。

施術後、痛みが完全に消失し、ウォーキングや日常生活に支障がなくなった。

7回の施術後、ゴルフも痛みなくプレーでき、良好な経過を得られた。

目次

77歳 男性 腰部脊柱管狭窄症に対する施術

主訴

腰部脊柱管狭窄症(軽度)

現症

30分程度歩行しているとじわじわ痛みが左腰部から左大腿部前面に広がるが休憩すると消失する。

痛みが出るだけでしびれはない。

1日2回痛み止めを服用している。

問診・検査

腰部前後屈時痛(-)左回旋時(+)下肢触圧覚左右差なし。しびれなし。

施術

腰部脊柱管狭窄部位L3/4周辺の神経血流改善・および痛みの軽減を目的に施術を行う。

① 腰部夾脊穴
② 左腎兪、左気海兪、左大腸兪から夾脊穴 に置鍼し併せて通電を行う。2Hz×15分

※①②夾脊穴それぞれに通電
施術は週2日計7回行い症状緩和・改善を評価する。

経過

▼初回施術後
前後屈・回旋動作の可動域向上が見られた。

▼2回目
前回の施術後翌日に30分程度ウォーキングをしたが、痛みが全くなく驚いたとのこと。

前後屈・回旋動作は前回より柔軟性が出ていた。

左回旋時に左大腿前面に張り感は残っている。

▼3回目
すこぶる調子がいい様子で、30分以上歩いても痛みは全くない。

前後屈・回旋動作に大きな変化はない。

▼4回目
経過はいい。日常生活に支障はほぼなし。

▼5回目~7回目
経過良好。痛みはない。

痛みは全くないとのことで、施術は7回で終了し、いったん経過をみることとした。

その後もゴルフも痛みなくプレーが出来ていると喜ばれていた。

考察

治療の目的としては、変形そのものも改善は鍼灸では不可能なため、狭窄している周辺部に置鍼し通電することで神経血流および筋緊張を改善させることで疼痛緩和を目指した。

腰部脊柱管狭窄症と診断されているが神経根症状が比較的軽度な状態だったため、7回の施術の間で痛みはほぼない状態まで回復したと考える。

よろしければシェアをお願いします
目次